- 2024/07/12 掲載
スウェーデン、6月は予想以上にインフレ鈍化 追加利下げ後押し
[ストックホルム 12日 ロイター] - スウェーデン統計局が12日発表した6月の総合インフレ率は前年同月比1.3%と、5月の2.3%から鈍化し、3年以上ぶりの低水準となった。中央銀行による追加金融緩和を後押しする。
市場予想(1.6%)以上に低下。中銀の予測(1.5%)も下回ったほか、中銀目標の2%を2021年7月以来初めて下回った。
中銀が現在注視しているエネルギー価格を除いたインフレ率は2.3%で、21年12月以来の低水準。市場予想と中銀予測は2.5%、5月実績は3.0%だった。
スウェドバンクはノートで「インフレ率は再び予想を下回りそうで、リスクは現在のわれわれの予想(8月、11月、12月の利下げ)よりも多くの(そしてより迅速な)利下げに傾いている」と指摘した。
スウェーデン・クローナは指標を受けて軟調。
統計局によると、衣料品、ホテル滞在、文化サービスの価格低下がインフレ鈍化につながった。
中銀の次回政策決定発表は8月20日に予定されている。
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