- 2024/07/12 掲載
政府、24年度成長率1%前後に小幅下方修正へ=関係筋
政府は冬と夏の2回、経済見通しを公表しており、夏の年央試算は翌年度予算の概算要求基準などの議論の土台となる。
1月の従来見通しでは24年度は前年比で個人消費が1.2%増、民間住宅投資が0.3%減、設備投資が3.3%増、政府支出が0.7%増を予測していた。今回の見直しでは、賃上げが円安・エネルギー価格上昇による物価高に追いつかないことを受けた消費の低迷が想定以上に長引く可能性などを織り込む。
ただ政府は賃上げの浸透や定額減税、エネルギー補助金の延長・復活などによる実質賃金のプラス転換や消費の回復に期待しており、24年度の実質成長率見通しは、民間予測(日本経済研究センター集計のESPフォーキャストは0.4%)と比較して強めとなっている。
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