- 2024/07/12 掲載
NY外為市場=円、一時157円台に急騰 米CPIの鈍化受け
円は一時2%以上上昇した。終盤のドル/円は1.81%安の158.75円。序盤には一時、6月17日以来の安値となる157.4円を付けた。
時事通信によると、神田真人財務官は11日夜、財務省内で記者団に対し、為替介入の有無について「何もコメントする立場ではない」と語った。
BofAグローバル・リサーチのG10為替戦略グローバルヘッド、アタナシオス・バンバキディス氏は「これは米CPIの鈍化と市場のドル買い・円売りポジションのスクイーズの反応だと思う」と指摘。「米ドルは全般的に下落したが、こうした動きを背景に対円ではさらに沈んだ」と述べた。
取引終盤、主要通貨に対するドル指数は0.49%安の104.45。一時、104.07と6月7日以来の水準まで下落する場面もあった。
ユーロは0.34%高の1.0867ドル。
取引終盤、ポンドは0.51%高の1.2911ドル。一時、2023年7月27日以来の高値となる1.2947ドルを付けた。
英国立統計局(ONS)が11日発表した5月の国内総生産(GDP)は前月比0.4%増となり、市場予想の0.2%を上回った。これを受け、8月1日に英中央銀行が利下げするとの見方が後退した。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは、0.72%高の5万7821ドル。
ドル/円 NY終値 158.80/158.83
始値 161.54
高値 161.61
安値 157.44
ユーロ/ドル NY終値 1.0865/1.0869
始値 1.0847
高値 1.0899
安値 1.0845
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