ゆうちょ銀行は５日、通常貯金の金利を現行の年０．００１％から、２０倍に当たる０．０２％に引き上げると発表した。８日から適用する。マイナス金利解除など日銀の金融政策修正を受けた市場金利の動向を踏まえ、大手や地方銀行各行の普通預金金利と同水準に設定する。

ゆうちょ銀行の通常貯金金利の引き上げは、２００７年３月以来、約１７年ぶり。通常貯蓄貯金の金利も、現行の０．００１％から０．０２％に改定。預け入れから６カ月経過後に払い戻しが可能となる定額貯金（現行０．００２％）は、預入期間が６カ月以上３年未満の場合は０．０２３％に、３年以上は０．１１％にそれぞれ引き上げる。

定期貯金は、期間１年未満と１、２年は現行の０．００２％から０．０２５％に、３、４年は０．００２％から０．１５％に、５年は０．０７％から０．２％にそれぞれ見直す。

【時事通信社】