- 2024/04/05 掲載
東京株、3万9000円割れ=中東緊迫化、原油高を警戒
5日の東京株式市場で、日経平均株価は大幅に反落した。中東情勢の緊迫化を懸念しリスク回避の動きが強まったことに加え、原油相場の上昇に伴うインフレにより米国の金融引き締めが長期化することへの警戒感から売りが優勢となった。終値は前日比781円06銭安の3万8992円08銭と、3月15日以来3週間ぶりに3万9000円を割り込んだ。
イランとイスラエルの間で緊張が高まり、中東情勢が悪化することへの懸念が強まった。東京市場では朝方から幅広い銘柄が売られる展開。下げ幅は徐々に拡大し、午前に一時1000円に迫る場面があった。中東緊迫化を背景に原油相場が騰勢を強めたことがインフレ圧力として意識され、投資家心理を冷やす要因になった。
【時事通信社】 〔写真説明〕下落した日経平均株価の終値を示すモニター=5日午後、東京都中央区
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