Maria Martinez

[ベルリン ２１日 ロイター] - Ｓ＆Ｐグローバルがまとめた３月のドイツのＨＣＯＢ総合購買担当者景気指数（ＰＭＩ）速報値は４７．４と、前月の４６．３から小幅に上昇した。

サービス業が改善した。ロイターがまとめた市場予想は４７．０だった。好不況の分かれ目となる５０は９カ月連続で下回った。

ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「全体としてドイツは今、テクニカル・リセッションの淵をさまよっている」と指摘した。

サービス部門ＰＭＩは４８．３から４９．８に上昇。予想の４８．８を上回り、５０に迫った。

製造業ＰＭＩは４２．５から４１．６に低下。５カ月ぶりの低水準だった。ロイターがまとめた市場予想の４３．１を下回った。

同氏は「製造業は前月同様、不安なペースで縮小した」と述べた。

将来の活動に対する全体の企業信頼感は着実な改善が続いており、約１年ぶりの高水準だった。

ただ、雇用はわずかながら減少した。