- 2024/03/21 掲載
英総合PMI、3月速報52.9に低下 物価圧力なお強く
S&Pグローバルは、これまでのPMIの推移を踏まえ、第1・四半期の国内総生産(GDP)は0.25%程度拡大する可能性が高いと指摘した。
総合PMIは、インフレ圧力の一段の緩和は示さなかった。
投入価格は2月の6カ月ぶり高水準からやや低下したが、販売価格は2023年7月以来の高水準に上昇した。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフ・ビジネス・エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「3月のPMIは、基調的な物価上昇圧力の高まりを警告し、賃金インフレ緩和の確固たる兆候が見られるまで、利下げを控えるべきとの声が高まるだろう」と述べた。
前日発表の2月のCPIは前年比上昇率が3.4%に鈍化し2021年9月以来の低水準となったが、サービス・インフレは依然として高止まりしている。
サービス部門PMIは53.8から53.4に低下し、3カ月ぶりの低水準。雇用と新規受注が落ち込み、新規受注は11月以来の低水準となった。
半面、製造業PMIは47.5から49.9に上昇し50目前まで回復した。
ただし、投入価格指数は1年ぶりの高水準となり、販売価格も5月以来最も速いペースで上昇した。
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