Alessandro Parodi　Greta Rosen Fondahn

[２１日 ロイター] - 欧州自動車工業会（ＡＣＥＡ）が２１日発表した欧州連合（ＥＵ）の２月の新車販売台数は前年同月比１０．１％増加した。主要国がいずれも堅調な伸びを示した。

フランスが１３％増、イタリアが１２．８％増、スペインが９．９％増、ドイツが５．４％増となり、１月と同様のトレンドが続いたという。

この４カ国はまた、ＥＵでのハイブリッド電気自動車（ＨＥＶ）販売台数が２４．７％増加したことにも寄与。ＥＵにおけるＨＥＶの市場シェアは１年前の２５．５％から２８．９％に上昇した。

純電気自動車、プラグインハイブリッド車、フルハイブリッド車を含む全ての電動化車両の登録台数は１８．４％増となり、乗用車新車登録台数全体に占める割合は４８．２％と、前年の４４．８％から上昇した。

メーカー別に見ると、フォルクスワーゲン、ステランティス、ルノーの２月の総登録台数はそれぞれ９．８％、１２．０％、５．８％増加。米電気自動車（ＥＶ）メーカーのテスラはＥＵにおける販売台数が１５．２％増加した。

中国の上海汽車（ＳＡＩＣ）は、ＥＵ・英国・欧州自由貿易連合（ＥＦＴＡ）での販売台数が倍以上に増加。傘下のＭＧモーターは同月、欧州市場向けに「ＭＧ３」のハイブリッドハッチバックモデルを発表した。

ＡＣＥＡによると、ＥＵ・英国・ＥＦＴＡでの２月新車登録台数は１０．２％増の９９万５０５９台だった。