- 2024/02/23 掲載
エジプト支援拡充へ前進=パレスチナ情勢悪化で苦境―IMF
【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)のコザック報道官は22日の定例会見で、パレスチナ情勢の悪化を受けて苦境に陥っているエジプトへの支援強化について、「主要な論点で合意し、強いコミットメントを表明した」と述べ、実現へ大きく前進したことを明らかにした。詰めの協議を進め、早期合意を目指す。
エジプトでは、親イラン武装組織フーシ派による攻撃で、航路変更が相次いだため、スエズ運河を通過する船舶が減少し、外貨収入が細っている。観光への悪影響も懸念されている。
イスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘により、隣接するパレスチナ自治区ガザから難民が流入し、負担も増している。コザック氏は、「エジプトは非常に包括的な支援パッケージが必要だ。さらに資金が必要な事態にならないよう緊密に連携する」と述べた。
【時事通信社】
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