- 2024/02/23 掲載
日本経済、24年に下振れリスク 英は回復の兆し=IMF
[ワシントン 22日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は22日、2023年の日本経済の低迷が24年の下振れリスクにつながる可能性があると指摘した。一方、経済指標から英経済は回復する兆しが見て取れるとした。
IMFのジュリー・コザック報道官は、インフレ率は低下しつつあるものの、「金融政策の仕事はまだ終わっていない」との見方を示した。IMFは各国中央銀行に対し時期尚早な金利緩和に注意するよう促していると述べた。
一方、基調的なインフレとインフレ期待が目標水準に向かって明確かつ決定的に動いている場合には、金融政策の調整が「正当化されるかもしれない」と述べた。
コザック氏はまた、金融政策の同期性が失われつつあり、一部の新興国が利下げに踏み切る一方で、先進国の一部はインフレ圧力が緩和されるよう利下げを控えていると指摘した。
日本については、23年全体では輸出の好調により堅調な成長を維持したものの、下半期の国内総生産(GDP)が予想を下回ったのは国内消費と投資の低迷によるものと指摘。「23年の景気悪化が日本経済の下振れリスクに拍車をかける可能性があるとみている」と述べた。それ以上の詳細には触れなかった。
関連コンテンツ
PR
PR
PR