- 2024/02/23 掲載
米国株式市場=S&Pとダウ最高値、好業績のエヌビディアが急伸
[ニューヨーク 22日 ロイター] - 米国株式市場は、ダウ工業株30種とS&P総合500種が終値で最高値を更新した。半導体大手エヌビディアの好調な業績と見通しを受け、グロース株やハイテク株の買いが膨らんだ。
1日としては、S&Pは13カ月ぶり、ナスダック総合も1年ぶりの大幅な伸びを記録した。
エヌビディアは16.4%高。時価総額は2770億ドル拡大し、1日の増加としては米金融市場で史上最大規模となった。
エヌビディアが21日引け後に発表した第1・四半期(2─4月)の売上高見通しは前年同期比約233%増と、市場予想を上回った。人工知能(AI)向け半導体への需要拡大を見込んだ。第4・四半期(2023年11月─24年1月)の売上高は221億ドル。市場予想の206億2000万ドルを7%上回った。
ナティクシス・インベストメント・マネージャーズ・ソリューションズのリードポートフォリオストラテジスト、ジャック・ジャナシェヴィッツ氏は、エヌビディアの決算が市場での高い期待を上回り、最近の急騰後もなお一段高となる余力が残っている可能性を示したと述べた。
S&Pの主要11セクター中10セクターが上昇し、情報技術が4.4%高で全体の伸びを主導した。公益は0.8%安で唯一下落した。
グロース株は3.3%高と、1日としては2022年11月以来の大幅な伸びを記録した。
AI関連銘柄はエヌビディアの上昇に追随。エヌビディアと競合するアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、サーバー関連製品を手がけるスーパー・マイクロ・コンピューター、半導体設計大手アーム・ホールディングスは4.2─32.9%高。
フィラデルフィア半導体指数は5%高と、昨年10月以来の伸びとなった。
アルファベット、マイクロソフト、メタ・プラットフォームズなどの大型ハイテク株も1.1─3.9%高。
そのほか、バイオ医薬品会社モデルナは13.5%急伸。23年第4・四半期は予想に反し黒字を確保した。
米取引所の合算出来高は119億3000万株。直近20営業日の平均は116億4000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 39069.11 +456.87 +1.18 38845.1 39149.6 38802.
9 1 07
前営業日終値 38612.24
ナスダック総合 16041.62 +460.75 +2.96 15904.4 16061.8 15869.
8 2 24
前営業日終値 15580.87
S&P総合500種 5087.03 +105.23 +2.11 5038.83 5094.39 5038.8
3
前営業日終値 4981.80
ダウ輸送株20種 15822.37 +239.92 +1.54
ダウ公共株15種 845.91 -8.27 -0.97
フィラデルフィア半導体 4667.37 +221.01 +4.97
VIX指数 14.54 -0.80 -5.22
S&P一般消費財 1466.32 +31.37 +2.19
S&P素材 543.52 +5.18 +0.96
S&P工業 1011.01 +12.11 +1.21
S&P主要消費財 790.78 +2.94 +0.37
S&P金融 666.89 +8.73 +1.33
S&P不動産 242.71 +0.59 +0.24
S&Pエネルギー 656.15 +0.80 +0.12
S&Pヘルスケア 1713.18 +20.41 +1.21
S&P通信サービス 275.32 +4.36 +1.61
S&P情報技術 3731.98 +155.54 +4.35
S&P公益事業 311.22 -2.43 -0.77
NYSE出来高 10.21億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 39465 + 345 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 39455 + 335 大阪比
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