- 2024/02/22 掲載
東京株、史上最高値上回る=34年ぶりバブル超え―初の3万9000円台
22日の東京株式市場で、日経平均株価が史上初めて3万9000円台まで上昇し、バブル経済ピークの1989年末に記録した終値ベースの史上最高値(3万8915円87銭)を約34年ぶりに上回った。米半導体大手エヌビディアの決算が市場予想を上回り、ハイテク株を中心に買いが入った。
午後0時32分現在の日経平均株価は前日比766円84銭高の3万9029円00銭。89年末に付けた取引時間中の最高値も更新しており、午後3時の終値で最高値を上回るかが焦点となる。
今年の日経平均は3万3000円台で始まり、半導体・IT関連銘柄の上昇をてこに急ピッチで値上がりしてきた。人工知能(AI)の利用拡大による関連産業の成長期待から、米国株が史上最高値を更新したことも追い風となった。
日経平均は1カ月半で約5000円上昇し、2月15日に3万8000円台を終値で回復すると、16日の取引時間中には終値の最高値まで50円余りに迫る場面もあった。その後は上昇銘柄の利益確定売りに伸び悩み、高値圏で足踏み状態となっていたが、この日は投資家の先高期待による買いが優勢となり、日経平均を押し上げた。
証券最大手、野村ホールディングスの奥田健太郎グループ最高経営責任者は22日、東京都内で取材に応じ、「地に足の着いた市場の動きだ」と語り、企業の成長力が投資家に正当に評価されているとの見方を示した。
【時事通信社】 〔写真説明〕史上初めて3万9000円台まで上昇した日経平均株価を示すモニター=22日午後、東京都千代田区
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