- 2024/02/21 掲載
初のセントラルキッチン=スーパー向けに総菜強化―セブン&アイ
セブン&アイ・ホールディングスは21日、千葉市に新設した、スーパー向けを含むグループ初の共通セントラルキッチンを報道陣に公開した。傘下の総合スーパー「イトーヨーカドー」など首都圏約200店舗に総菜を供給する。調理だけでなく精肉加工の機能も兼ね備え、鮮度の高い素材を使ったオリジナル商品を開発。手頃な値段で提供し、若い世代の取り込みを目指す。
施設の名称は「Peace
Deli(ピースデリ)千葉キッチン」。セブン&アイは、業績が低迷するイトーヨーカ堂の立て直しの一環として「食」の強化を打ち出している。自主開発品(プライベートブランド)の「セブンプレミアム」の製造ノウハウも活用し、価格や原材料、味付けにこだわった総菜を提供するという。
まずは肉じゃがや唐揚げ、ポテトサラダなどを製造。アイテム数は2025年度までに70品目そろえる予定で、ファミリー世帯の獲得も狙う。ヨーカ堂の山本哲也社長は記者会見で「選ばれる店になっていないのが実情だが、総菜を圧倒的に差別化していく」と語った。
【時事通信社】 〔写真説明〕セブン&アイ・ホールディングスが報道陣に公開したセントラルキッチン「Peace
Deli(ピースデリ)千葉キッチン」=21日午後、千葉市
関連コンテンツ
PR
PR
PR