• 2024/02/21 掲載

米銀キャピタル・ワンのディスカバー買収、当局承認は円滑に進展か

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
Niket Nishant

[20日 ロイター] - 米銀キャピタル・ワンが19日に発表したクレジットカード大手ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ買収計画は、実現すればビザとマスターカードの大手2社に対抗する有力なクレジットカード会社を生むため、競争促進の観点から規制当局の承認手続きが円滑に進むのではないか、との見方が専門家の間で出ている。

キャピタル・ワンはディスカバーを株式交換方式で買収すると発表。買収額は353億ドル。 キャピタル・ワンはディスカバーの決済ネットワークにアクセスできるようになり、ビザやマスターカードへの依存度を下げることもできる。

議員の間にはビザとマスターカードの「2社独占」を問題視する声があり、決済市場の競争を促進するとキャピタル・ワンが約束することが、この案件が政治的・規制的なハードルを乗り越える上で鍵になるとアナリストはみている。承認手続きは数カ月におよび、司法省が乗り出す可能性もある。

BTIGの政策調査ディレクター、アイザック・ボルタンスキー氏はメモで「この案件は最終的に規制当局の承認を得られるだろうが、事業統合に懐疑的な議員からの逆風に直面しそうだ。ただし、議会内にはビザとマスターカードによる2社独占への警戒感もあり、競合他社の強化は、前向きに捉えられる可能性がある」と分析した。

キャピタル・ワンのリチャード・フェアバンク最高経営責任者(CEO)は20日、ディスカバー買収計画は「承認に向けて十分な準備が整っている」と述べた。両社は規制当局に情報を提供しているとしたが、具体的な内容は明かさなかった。キャピタル・ワンとディスカバーは向こう2、3カ月以内に正式な書類を当局に提出する予定だという。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます