• 2024/02/21 掲載

午前の日経平均は続落、米エヌビディア決算前に利益確定 押し目買いも

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Noriyuki Hirata

[東京 21日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比174円76銭安の3万8188円85銭と続落した。米エヌビディアの決算を前に利益確定売りが出た。一方、下値では押し目買いが入り、下げ渋る場面もあった。

日経平均は171円安で寄り付いた後、一時233円安に下落した。市場のエヌビディア決算への期待は引き上がっており「悪い内容でなくても、市場予想並みにとどまるなら出尽くしの市場反応になるリスクがある」(国内証券のストラテジスト)との見方が多く聞かれる。

一方、半導体関連の一角では、下げを縮めたりプラスに転じる銘柄もあり、日経平均は下げ渋った。市場では「日経平均は、史上最高値をいずれ上抜けるという思惑が継続している。下がれば、海外勢を中心に押し目買いが入っているようだ」(水戸証券の酒井一チーフファンドマネージャー)と、底堅さも意識された。 TOPIXは0.45%安の2620.45ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆2689億8100万円だった。東証33業種では、値上がりは海運やゴム製品、その他製品など7業種で、値下がりは保険や鉱業、機械など26業種だった。

半導体関連では、アドバンテストなど軟調な銘柄が目立つ一方、SCREEN HLDGは小高かった。このほかの業種では、SMCやソフトバンクグループは軟調な半面、任天堂やブリヂストンはしっかりだった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが414銘柄(24%)、値下がりは1201銘柄(72%)、変わらずは42銘柄(2%)だった。

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