• 2024/02/20 掲載

午前の日経平均は小幅続落、米エヌビディア決算待ちで方向感欠く

ロイター

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[東京 20日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比31円74銭安の3万8438円64銭と小幅に続落した。前日は米国市場が休場で手掛かりに乏しい中、米エヌビディア決算を控えて手掛けにくさも意識され、方向感に乏しかった。 

小幅反発でスタートした後は、前日終値を挟んだ一進一退が続いた。中国人民銀行が住宅ローン金利の目安となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)5年物を25ベーシスポイント(bp)引き下げたと伝わると先物に買いが入り、日経平均は一時271円高の3万8742円33銭に上昇した。ただ、勢いは続かなかった。

市場では「(日経平均は)年初来で大きく上げてきただけに、イベントを前にして上値追いは限られた」(ちばぎんアセットマネジメントの森田潤調査部長)との声が聞かれた。米エヌビディアの決算を21日に控える中、指数寄与度の高い半導体関連株はまちまちの値動きだった。 TOPIXは0.21%安の2634.19ポイントで午前の取引を終了。バブル後高値を一時上回った。東証プライム市場の売買代金は2兆3527億5200万円だった。東証33業種では、値上がりは海運や機械、医薬品など10業種で、値下がりは保険や水産・農林、パルプ・紙など23業種だった。

SCREEN HLDGやファナック、SMCが堅調だった一方、アドバンテストや東京海上HLDGは軟調だった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが782銘柄(47%)、値下がりは818銘柄(49%)、変わらずは56銘柄(3%)だった。

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