- 2024/02/13 掲載
豪マッコーリー、4─12月利益が大幅減 商品部門不振で
[シドニー 13日 ロイター] - 豪投資銀行大手マッコーリー・グループは13日、2023年4─12月の利益が大幅に減少したと発表した。コモディティーズ・アンド・グローバル・マーケッツ(CGM)部門の不振が背景。
24年1─3月の見通しもさえず、株価は一時4.3%急落した。
前年度には、ロシアによるウクライナ侵攻後のコモディティー(商品)価格高騰やボラティリティーの恩恵を受けていたが、そうした「例外的な」状況が弱まったという。
24年度通期(23年4月─24年3月)のCGM部門利益は22年度の39億豪ドルとほぼ同水準になる見通しとした。23年度は60億豪ドルだった。
同行はCGM部門責任者のニコラス・オケーン氏が27日付で辞任すると発表した。
同行によると、合併・買収(M&A)活動が回復せず、企業の資金調達関連事業を手がけるマッコーリー・キャピタル部門の手数料収入も減少しているという。
UBSのアナリスト、ジョン・ストーリー氏はマッコーリーの業績報告に失望したとし、通期のコンセンサス予想が下方修正されるとの見方を示した。
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