- 2024/02/08 掲載
FRB、年内利下げ「適切」 経済予想通りなら=ボストン連銀総裁
[ニューヨーク 7日 ロイター] - 米ボストン地区連銀のコリンズ総裁は7日、経済が自身の予想通りに推移すれば、連邦準備理事会(FRB)は今年のある時点で利下げに着手できるとの考えを示した。
ただ、利下げを支持する前に、インフレ率が目標の2%まで低下していることを示す一段の証拠を確認したいと述べ、利下げの具体的な時期は示さなかった。
コリンズ総裁はボストンのエコノミック・クラブでの講演で「FRBはデータと見通しを注意深く見極めており、政策は現時点で引き続き適切な位置にある」と言及。「目標が達成されるという確信が深まれば、年内のある時点で制約的な政策を緩和し始めるのが適切になる」とし、徐々に金融政策を緩和していくことで、物価安定と最大雇用を促進しながらリスクを管理する柔軟性が得られる」と述べた。
講演後の質疑応答で、FRBが利下げを開始するために必ずしも2%のインフレ目標を達成する必要はないとの見解を示し、インフレの軌道に対する確信の方がむしろ重要と指摘。FRBがインフレ率が前年比で2%になるのを待てば待ちすぎることになるとの考えに「完全に同意する」と述べた。
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