- 2024/02/08 掲載
英アーム売上高・実質利益が予想超え、AI分野で収益拡大
[7日 ロイター] - 英半導体設計大手アーム・ホールディングスが7日発表した第4・四半期(1─3月)売上高と調整後1株利益の予想レンジ中心値は8億7500万ドルと0.30ドルで、それぞれLSEGのデータに基づく市場予想の7億8030万ドルと0.21ドルを上回った。
人工知能(AI)向け半導体について顧客から設計技術に対するロイヤルティーの支払いが増えている。
通期の売上高と調整後1株利益の見通しは31億8000万ドル、1.22ドル。市場予想の30億5000万ドルと1.07ドルを超えた。
アームのジェーソン・チャイルド最高財務責任者(CFO)は、AIへの関心の高まりを背景に、顧客からより新しいデザインや技術に対する興味が増大し、そうした技術が購入されたり、ライセンス料が支払われたりしている、とロイターに説明した。
昨年上場を果たした後もソフトバンクグループが引き続き過半数株を保有するアームは、スマートフォン用半導体のほとんどの基本設計技術を生み出しているほか、ノートパソコンやデータセンターなどの分野での半導体設計にも事業範囲を広げている。
第3・四半期(10─12月)の売上高は8億2400万ドル、調整後1株利益は0.29ドル。市場予想は7億6160万ドルと0.25ドルだった。
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