- 2024/02/07 掲載
日経平均は続落、米半導体株安で バリュー株上昇でTOPIXはプラス
日経平均は157円安でスタートした後、一時プラス圏に浮上する場面もみられたが、再びマイナス圏に転落。後場に一時、306円安の3万5854円63銭で安値をつけた。明確な材料が少ない中、心理的節目の3万6000円を挟んだ方向感に欠ける値動きとなった。
SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は、「来週13日公表の1月の米消費者物価指数(CPI)までは目立ったイベントがないため、好決算銘柄主導で上昇する場面は継続するだろう」との見方を示した。日経平均は3万6000円近辺は押し目買いが入るため、下値は当面堅いという。
TOPIXは0.42%高の2549.95ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.42%高の1312.26ポイントだった。プライム市場の売買代金は4兆9208億0900万円。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.93%安の709.74ポイントと、反落した。
東証33業種では、値上がりは卸売、輸送用機器、海運業、鉱業など23業種で、値下がりは機械、倉庫・運輸関連、空運など10業種だった。
個別では、前日に決算と5000億円と大規模な自社株買いを発表した三菱商事が9%超高となったほか、同じく前日の取引時間中に好決算を発表したトヨタ自動車が3%超高となり連日の上場来高値を更新した。KDDIがTOB(株式公開買い付け)実施を発表したローソンは15%超高、KDDIは約2%下落した。
そのほか主力株は、ダイキン工業、東京エレクトロン、アドバンテストが軟調となり、日経平均を押し下げた。デンソー、テルモはさえなかった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが878銘柄(52%)、値下がりは730銘柄(44%)、変わらずは49銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 36119.92 -40.74 36002.99 35,854.63─36,195.50
TOPIX 2549.95 +10.70 2536.51 2,534.50─2,558.10
プライム市場指数 1312.26 +5.53 1305.59 1,304.32─1,316.43
スタンダード市場指数 1229.14 -2.95 1230.74 1,225.86─1,231.66
グロース市場指数 897.51 -7.66 902.80 892.12─905.32
グロース250指数 709.74 -6.67 714.38 704.78─716.52
東証出来高(万株) 181413 東証売買代金(億円) 49208.09
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