- 2024/02/07 掲載
中国株、1月は海外ファンドが26億ドル売り越し=モルガンS
[香港 6日 ロイター] - モルガン・スタンレーのクォンティテイティブ調査チームが今週顧客向けに公表したリポートによると、世界のアクティブ運用ロングオンリー戦略ファンドは1月に中国株と香港株を合計26億ドル売り越した。中国株の下落が長引く中、バリュエーションが低落しても投資を削減し続けている状況だ。
38億ドルの売り越しだった12月に比べると資金流出は和らいだが、中国株が年明けから低迷している主因の1つが海外勢の売りであることが分かる。
1月は中国の優良株指数であるCSI300指数が6%、香港のハンセン指数が9%、それぞれ下落した。長引く下落により、CSI300指数構成銘柄の予想利益に基づく株価収益率(PER)は米国や日本株の半分程度に落ち込んでいる。
中国の景気回復力が弱く、強力な景気刺激策も打ち出されないため、PERの低下にもかかわらず世界の投資家は中国株から手を引いている。
モルガン・スタンレーのアナリストらによると、1月の売り越しを主導したのは欧州を拠点とするファンドだった。米国拠点のファンドによる売りは和らいだ。
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