- 2024/02/07 掲載
中国証取、一部ヘッジファンドの株式売却を制限 株価下支え狙い
中国当局は低迷する株価を下支えするために投資信託による売り越し額の制限や、空売りの抑制などの措置を講じている。だが、今のところ株価下落に歯止めをかけられていない。
このため、私募ファンド業界を標的にするようになり、特に空売りを伴う定量的取引戦略を用いるヘッジファンドを標的にしているとみられている。
上海に拠点を置く大手証券会社のヘッジファンド担当の営業幹部によると、証券取引所が証券会社に対し、ヘッジファンドによる売り注文を抑えるように求めた。
中国北部の別のヘッジファンドのマネジャーは、自身の企業はポジションを微調整することはできるものの、規制当局からの指導のため保有高をあまり減らすことができなかったと説明した。
ロイターはいくつのヘッジファンドがこのような指導を受けたのか、またブローカーの取引プラットフォームに対してどのような規制を実施しているのかを確認することはできなかった。
中国証券監督管理委員会(CSRC)からのコメントは得られていない。
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