- 2024/02/06 掲載
三菱重、今年度の受注高6兆円 防衛やガスタービン好調で過去最高に
Nobuhiro Kubo
[東京 6日 ロイター] - 三菱重工業は6日、2024年3月期の受注高見通しを4000億円引き上げ、6兆円に上方修正した。ミサイルなどの防衛装備やガスタービンが好調で、過去最高を大きく更新する。
受注高はエナジーや航空・防衛・宇宙など4事業すべてで上振れる。これまでの過去最高は2015年3月期の4兆6991億円だった。
通期の連結業績予想(国際会計基準)は売上収益のみ上方修正し、前年比4.7%増の4兆4000億円へ1000億円上積みした。連結の事業利益は3000億円のまま据え置いたが、航空・防衛・宇宙を従来の500億円から600億円に上方修正した。
23年4─12月期業績は、事業利益が前年同期比82%増の1916億円だった。防衛・宇宙、製鉄機械、物流機器の売り上げが伸長した上、値上げや円安なども寄与した。売上収益、事業利益、純利益いずれも過去最高を更新した。
同社は3月31日時点の株主を対象に1対10の株式分割を実施することも発表した。投資単位を引き下げて投資家層の拡大を図る。
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