- 2024/02/02 掲載
イタリア、ステランティスに出資可能 閣僚が言及
[ローマ 1日 ロイター] - イタリアのウルソ企業相は1日、欧州自動車大手ステランティスへの出資に前向きな姿勢を示した。
フィアットなどを傘下に持つステランティスは、イタリア国内の生産水準を巡り政府と意見が対立していた。
ウルソ氏はステランティスがイタリアでの生産台数を100万台に再び引き上げることを約束したと述べた。同社がこの水準を最後に達成したのは2017年。23年は約75万台だった。
同氏はさらに、フランス政府と同様にステランティスに出資することもできると示唆。カルロス・タバレス最高経営責任者(CEO)がイタリアにも投資を求めるなら、協議に応じると記者団に語った。
ステランティスはコメントを控えた。
フランスはステランティスの株式6%を保有する。同社はフィアット・クライスラーと仏PSAグループが合併して21年に発足した。
ウルソ氏は排出量がより少ない車への買い替え促進に向け、今年9億5000万ユーロ(10億ドル)の補助金を支給する計画も発表した。
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