- 2024/02/02 掲載
USスチール、決算が予想上回る 日鉄との統合「正しい選択」とCEO
[1日 ロイター] - 米鉄鋼大手USスチールが1日発表した2023年第4・四半期決算は売上高と利益が市場予想を上回った。
デビッド・B・ブリット社長兼最高経営責任者(CEO)は第4・四半期が引き続き堅調だったとし、23年も記録的なパフォーマンスを上げたとの認識を示した。
また、23年はUSスチールの歴史において転換点だったとし、戦略的選択肢の検討プロセスが日本製鉄との合併合意につながったと指摘。両社の統合がもたらす機会に期待していると語った。
USスチールの株主だけでなく、従業員や顧客にとっても正しい取引であり、革新的な鉄鋼2社の合併により、業界の競争環境が強化されるとした。24年第2・四半期か第3・四半期に取引が完了するとの見通しを示した。
両社はまた、統合を巡り「技術と研究開発(R&D)を取り入れることでUSスチールが最高品質の製品を生産し、グローバルな競争力を高めるほか、幅広い米国産業にとって強靭なサプライチェーン(供給網)を築く」とコメント。
日本製鉄は統合の結果として人員を削減することはなく、USスチールの社名やブランド、ピッツバーグ本社を維持すると約束しているとも表明した。
USスチールの23年第4・四半期調整後1株利益は0.67ドルで、IBESがまとめた市場予想(0.26ドル)を上回った。
利払い・税・償却前利益(EBITDA)は3億3000万ドル。市場予想は2億5840 万ドルだった。
調整後純利益は1億6700万ドル。
売上高は41億4400万ドル。市場予想は37億6100万ドルだった。
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