- 2024/02/02 掲載
オランダING、四半期純金利収入が予想下回る 今年は減収へ
[1日 ロイター] - オランダ最大手銀行INGグループが1日発表した2023年第4・四半期決算は、純金利収入が38億8000万ユーロとなり、市場予想の39億8000万ユーロを下回った。今年の総収入は昨年の225億8000万ユーロから若干減少するとの見通しを示した。
スティーブン・ファンレイスウェイク最高経営責任者(CEO)は、今年の純金利収入が昨年の160億ユーロから150億─155億ユーロに減少すると見込んでいると述べた。
欧州中央銀行(ECB)は今年、利下げを開始すると予想されている。銀行セクターは過去3年間にわたる金利上昇の恩恵を享受してきたが、中銀が金融引き締めサイクルの終了を見据える中、投資家は銀行の利益が頭打ちになった公算が大きいと話している。
23年第4・四半期の純利益は前年同期比43.1%増の15億6000万ユーロ(16億9000万ドル)となり、市場予想の15億4000万ユーロを上回った。
23通期の純利益は72億9000万ユーロと、22年の36億7000万ユーロから増えた。
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