- 2024/02/02 掲載
トヨタ、工場稼働上限30分短縮へ=不正受け、生産現場に「ゆとり」―24年度
トヨタ自動車が2024年度から国内の完成車工場について、稼働時間の上限を原則30分短縮する計画であることが2日、分かった。ダイハツ工業や豊田自動織機などグループ企業で認証不正が相次いでいることを受け、生産現場にゆとりを持たせて品質確保につなげる。
トヨタの工場は通常1日2交代制で、8時間程度の定時勤務に加え、残業を行うことで稼働させている。稼働時間の上限は生産計画に基づいてラインごとに定められており、残業部分の上限を30分短くする。
コロナ禍の収束を受けた需要拡大や半導体不足の緩和を受け、国内工場の多くで、1日当たりの生産台数が1万5000台近いフル稼働状態が続き、仕入れ先の負担も増えている。
【時事通信社】
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