- 2024/02/01 掲載
ドイツ製造業PMI、1月改定値は45.5 6カ月連続上昇
[ベルリン 1日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた1月のドイツのHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は45.5と6カ月連続で上昇したが、活動拡大と縮小の分かれ目となる50を大きく下回った。
速報値の45.4から小幅に上方修正された。12月は43.3だった。
ハンブルク商業銀行(HCOB)のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「数カ月以内に拡大に転じる可能性を示唆している」との見方を示した。
生産、新規受注、購買活動はいずれも縮小幅が過去数カ月で最も小さかった。
一方、2022年後半から見られていたサプライヤー納期の改善は足踏み。紅海での混乱によりアジアからの出荷の遅れが報告された。ただ投入コストは低下し、価格へ波及する兆候は限られている。
デラルビア氏は「ドイツ企業は紅海での問題をうまく切り抜けているようだ」と述べ、納入業者の多様化などサプライチェーン管理の改善が寄与した可能性があると分析した。
「新規受注は22カ月連続で減少しており、需要は依然として低迷している。このような長期的な落ち込みは1996年の統計開始以来初めてだ」指摘した。
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