- 2024/02/01 掲載
ボーイング、第4四半期は赤字 予想ほど膨らまず 24年見通し示さず
デイブ・カルフーン最高経営責任者(CEO)は、最近のアラスカ航空機事故への対応や品質強化に注力するとし、24年の業績や納入見通しを示さなかった。
米株式市場午前の取引でボーイングの株価は約4%上昇した。
売上高は10%増の220億2000万ドルで、予想の211億ドルを上回った。
旅客機「737」型機の生産ペースは月間38機と発表した。
アラスカ航空が運航していた「737MAX9」が月初、飛行中に側壁が吹き飛ぶ事故が発生したことを受け、米連邦航空局(FAA)は24日、「737MAX」シリーズについて生産拡大を認めない方針を示した。一方、運航停止となっている737MAX9は点検終了後に運航再開を認めると明らかにした。
カルフーンCEOは、規制当局や顧客の信頼を取り戻すために「証明すべきことが多くある」とし、「時間をかけ適切に対応したい」と述べた。
またボーイングによると、「787」の生産ペースは月間5機。第4・四半期に「777X」の生産を再開した。
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