- 2024/01/31 掲載
ドイツ乗用車販売の回復、世界に立ち遅れる恐れ=業界団体
今年の乗用車販売について、VDAの予想は前年比1%減の282万台。世界の乗用車販売は2%増の7740万台と、パンデミック前の7880万台に近い水準を見込んでいる。サプライチェーン(供給網)の問題はほぼ解決したが、ドイツ自動車メーカーの事業環境は依然として厳しいと指摘した。
VDAによると、ドイツの電気自動車(EV)の昨年の販売台数は前年比16%減少し、今年はさらに9%減少する見込み。今年のプラグインハイブリッド車(PHEV)の販売は前年の17万6000台から18万5000台に増える半面、バッテリー式EV(BEV)の販売は昨年の52万4000台から45万1000台に減少するという。
一方、ドイツの今年のEV生産は19%増の145万台と想定され、その大半が輸出向けだという。
ドイツは中国に次ぐ世界第2位の電動乗用車生産国だが、昨年の生産台数は120万台と、660万台の中国に大きく引き離されている。
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