[３０日 ロイター] - 大手ヘッジファンド、シタデルの創業者ケン・グリフィン氏は３０日、米国のインフレ鈍化を受けて米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が今夏にも利下げを開始する可能性があるとの見方を示した。マイアミで開かれたイベントで述べた。

一方、米財政赤字の拡大に懸念を示し「連邦支出は依然として無謀な水準で、過去のどの時点とも大きく異なる経済状況を生み出している」と指摘。

連邦政府が支出を削減しなければ、７─１０年後に米国の信用力が失われる可能性があるとし、米経済が直面している最大のシステミックリスクだと述べた。

また、バイデン政権の政策について「公開市場資本へのアクセスを低下させたり、企業の経営コストを上昇させたりする規制に非常に重点を置いているようだ」と批判した。