- 2024/01/23 掲載
米社債発行、1月として過去最高の見通し 銀行が主導
[22日 ロイター] - 米銀の間で決算発表後の起債が相次ぐ中、今月は1月として米社債発行額が過去最高を記録しそうだ。
22日にはトゥルイスト・ファイナンシャルとフィフス・サード・バンコープがそれぞれシニア無担保債の起債を発表した。
今月は地銀や世界の金融システム上重要な銀行(GSIB)が決算発表後に起債する流れが続いている。
先週1週間で地銀のPNC、シチズンズ、USバンコープが計72億5000万ドルの債券を発行したほか、バンク・オブ・アメリカ(BofA)、JPモルガン、モルガン・スタンレー、ウェルズ・ファーゴなどGSIBも起債した。
BofAグローバルの調査によると、こうした銀行の起債が寄与して先週の投資適格債発行額は490億ドルとなった。
また、BMOキャピタル・マーケッツの22日付ノートによると、月初来の投資適格債発行額は既に1510億ドルに達した。
BMOの米投資適格債戦略部長、ダン・クリーター氏は、このペースが続けば今月の発行額は2017年1月の1750億ドルを上回り、1月として過去最高を記録する可能性が非常に高いと述べた。
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