- 2024/01/23 掲載
主要中銀、経済の軟着陸達成近い可能性=BIS総支配人
バーゼルでの講演で「経済活動は驚くほど底堅く推移しており、経済のソフトランディングや少なくともソフトランディングに近いシナリオへの確信が強まっている」と述べた。
「実際にそうなれば、インフレとの闘いは成長率低下や失業率上昇という点で驚くほど小さな犠牲で済んだことになる」と指摘した。
インフレ率は大幅に低下しており、投資家の間では欧米で春に利下げが開始されるとの見方が出ている。
カルステンス氏はインフレが市場予想以上に根強い可能性があるとも述べ、そうした期待をけん制した。
サービス価格が新型コロナウイルス禍前のトレンドを回復した場合、それだけでインフレ率は今後3年間、目標を約1%ポイント上回ると指摘。「インフレ率が目標に戻り、中銀の緩和が可能になれば、経済は長期的な潜在成長率を取り戻す見込みだ」と述べた。
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