• 2024/01/22 掲載

午前の日経平均は続伸、米株高好感しバブル後高値 一巡後は伸び悩み

ロイター

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Noriyuki Hirata

[東京 22日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比412円29銭高の3万6375円56銭と続伸した。前週末の米株高を好感する動きが優勢になり、取引時間中のバブル後高値を更新した。買い一巡後は、利益確定売りが上値を抑え伸び悩んだ。

日経平均は330円高で寄り付いた後も上げ幅を拡大し、一時572円に上昇した。米国市場でエヌビディアなどハイテク株高となったことを好感し、国内半導体関連株が総じてしっかりで指数を押し上げた。

このところ軟調だった不動産株が物色されるなど循環物色の様相も意識され「上げ相場の中での循環物色は健全な動き」(りそなアセットマネジメントの戸田浩司ファンドマネージャー)との見方が聞かれた。

朝方の買いが一巡した後は伸び悩んだ。最近の株高は期待先行の面が強いとして「決算の裏付けをみたいと考える投資家は多い」(戸田氏)という。

あすは日銀の金融政策決定会合の結果発表と総裁会見が予定されており、市場では大きなサプライズは見込まれていない。ただ、春先の政策正常化に向けた地ならし的なメッセージがあるかには目配りが必要との声もある。

TOPIXは0.83%高の2530.96ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆2552億1300万円だった。東証33業種では、値上がりは不動産や保険、情報・通信など28業種で、値下がりは海運や鉱業、その他製品など5業種だった。

東京エレクトロンやアドバンテストは昨年来高値を更新。ソフトバンクグループ、三井不動産はしっかりだった。一方、リクルートHLDGやアサヒグループHLDG、任天堂は軟調だった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1393銘柄(84%)、値下がりは242銘柄(14%)、変わらずは23銘柄(1%)だった。

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