- 2024/01/22 掲載
フォード、需要軟化で電動ピックアップトラック生産を縮小
[19日 ロイター] - 米自動車大手フォード・モーターは19日、電気自動車(EV)の需要が想定を下回る中で、電動ピックアップトラック「F─150ライトニング」の生産を縮小すると発表した。
フォードは、ミシガン州ディアボーンのEV生産工場「ルージュEVセンター」での生産を4月1日から1シフトに削減すると述べた。昨年10月には、F─150ライトニングを生産する同工場の3シフトのうち1シフトを一時的に減らすと発表していた。
ジム・ファーリー最高経営責任者(CEO)は「成長と収益性のバランスを取りながら、顧客に選択肢を提供するために製造面での柔軟性を活用している」と説明した。
今回の発表で電動ピックアップトラックの需要鈍化を示す新たな兆候が示された。ゼネラル・モーターズ(GM)は昨年10月、ミシガン州での40億ドル規模の電動トラック工場の建設を1年間延期した。
フォードは昨年12月、サプライヤーに対し、F─150ライトニングの生産台数について、今年1月から従来計画の週3200台から半減となる同約1600台を計画していると伝えている。
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