- 2024/01/20 掲載
利下げが近いとの考え「時期尚早」、リスクは均衡=SF連銀総裁
[19日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は19日、インフレ率を米連邦準備理事会(FRB)の目標である2%まで低下させるためには「やるべきことがたくさん残っている」と感じており、利下げが間近に迫っていると考えるのは「時期尚早」と述べた。
FOXビジネス・ネットワークとのインタビューで、金融政策を調整するのに十分な自信を得るには、インフレ率が低下していることを示すさらなる証拠が必要だと述べた。
労働市場が冷え込むのみならず低迷し始めているという初期の兆候も利下げ検討につながるというが、「今のところ、どちらも調整が必要だと思わせるものではない。ただ、われわれはこれらを着実に注視したい」と述べた。
その後、サンディエゴで開催されたフォーラムでは、米経済と金融政策はともに「良い状態」にあるとの見方を示し、インフレを引き下げるためにやるべきことは多いものの、リスクはより均衡していると述べた。
その上で、物価の安定と雇用の最大化を達成するというFRBの使命に対するリスクのバランスをとりながら「非常に慎重に調整しなければならない」と述べた。
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