- 2024/01/19 掲載
米低格付け企業、第1四半期にデフォルト率上昇へ=ムーディーズ
[18日 ロイター] - 米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは18日公表のリポートで、米国の低格付け企業のデフォルト(債務不履行)が2024年第1・四半期にさらに増加する可能性が高いと予想した。
投資不適格(ジャンク級)の中でも低い格付けを付与している企業のデフォルト率は昨年11月に5.3%を付けたが、今四半期に5.8%のピークに達し、24年末には4.1%に落ち着く見通しだとした。
23年第4・四半期時点でムーディーズが「B3ネガティブ」以下の格付けを付与し、デフォルトに陥る確率が高いとみている発行体企業の数は238社となり、1年前の218社から増えた。
これはジャンク級の発行体企業の16%を占め、21年半ば以来の高水準となった。
第4・四半期にデフォルトに陥った企業の大半はプライベートエクイティー(PE)ファンドの所有下にあり、経営破綻を避けるために債務を再編したと報告した。
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