• 2024/01/18 掲載

午前の日経平均は反発、強弱材料混在する中で円安などを好感

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Mayu Sakoda

[東京 18日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比159円26銭高の3万5637円01銭と、反発した。朝方に下落して始まった後は、前日終値(3万5477円75銭)を挟んだ値動きとなった。前日の米国株安や中国での経済不安が嫌気される一方、円安基調や押し目買意欲が支えとなり、強弱材料が混在する展開となった。

日経平均は106円安の3万5371円25銭で寄り付いた後、しばらく前日終値を挟んだ値動きが継続。250円高の3万5728円09銭で高値を付けた後、は3万5600円台で上値が重くなった。日経平均は年初から約2000円上昇しており、引き続き短期的な過熱感が意識されているとの声があった。

セクター別でjは為替のドル高/円安を背景にトヨタ自動車、ホンダなどの輸送用機器などがしっかり、半面、米国での早期利下げ観測の後退や中国経済への懸念で、ハイテク株の一角はさえなかった。

アイザワ証券の坂瀬勝義市場情報部長は「世界的な景気減速懸念があり、米金利の行方が掴めない中、日本株の相対的な割安感に注目した買いが入っている」との見方を示した。「日経平均は年内にも約34年ぶりに史上最高値を更新する可能性に注目する海外投資家は多い」(同)という。

TOPIXは0.23%高の2502.13ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は2兆0879億3100万円だった。東証33業種では、値上がりは輸送用機器のほか、ゴム製品、その他製品、金属製品など17業種で、値下がり陸運、保険、電気・ガスなど16業種だった。

主力株では、アドバンテスト、ファーストリテイリング、東京エレクトロンがしっかり。ファナック、ソフトバンクグループ、ネクソンはさえなかった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが975銘柄(58%)、値下がりは622銘柄(37%)、変わらずは60銘柄(3%)だった。

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