- 2024/01/18 掲載
転職時は高給よりワークライフバランス重視=ランドスタッド調査
調査は欧州とアジア太平洋、米州にまたがる2万7000人の働き手を対象に実施した。
それによると、新たな仕事がワークライフバランス、例えばリモートワークを含めた柔軟な働き方に悪影響を及ぼすなら受け入れないと答えたのは全体の57%と、大幅な賃金上昇が提示されなければ断るとした55%を上回った。
また39%は、今の仕事環境に満足しているので転職したくないと回答。37%は、職場での労働時間を増やすことを求められれば退職を検討すると述べたが、経済状況から実際の転職には慎重になっている。
一方今回の調査で、全体の4分の3近くがリスキリング(学び直し)を高く評価していることも分かった。背景には人工知能(AI)によってさまざまな仕事が代替される恐れが出てきたことがある。
ランドスタッドのサンダー・ヴァント・ノールデンデ最高経営責任者(CEO)は「優秀な人材は野心の意味を考え直し、キャリア決定においてワークライフバランスや柔軟な働き方、公平性、技能習得を中核的要素に置いている」と指摘した。
ヴァント・ノールデンデ氏は、医療や接客、公共交通などの分野には引き続き労働需要があると予想し、幾つかの国では高齢化の進展によって看護師のニーズもあるだろうと付け加えた。
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