- 2024/01/13 掲載
ECBの利下げ、当面のテーマではない=レーン専務理事
欧州連合(EU)統計局が先週5日に発表した12月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)上昇率(速報値)は前年比2.9%と、前月の2.4%から加速した。
レーン専務理事はダブリンで開催されたイベントで、12月のユーロ圏消費者物価指数は「12月の理事会でのわれわれの評価、予測をほぼ裏付けるものだ。これに基づき、もちろん、今後発表されるデータにも注目していくが、利下げは当面のテーマではない」と指摘。「2%のインフレ目標に向かって確実に進んでいるという十分な確信を持てれば、利下げが明らかに前面に出てくるだろう。しかし、現時点ではそれは暫定的な推測であり、先に進むには今後発表されるデータを確認する必要がある」と語った。
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