- 2024/01/12 掲載
ヤマト、4月に宅配便値上げ=大型やクール便、2%程度
ヤマト運輸は12日、宅配便の大型サイズの運賃を4月1日に引き上げると発表した。同社は2023年度から燃料価格上昇などに対応するため、年度ごとに運賃を見直す方針を表明しており、一部の運賃では2年連続の値上げ。低温配送の「クール宅急便」とゴルフバッグの配送料金も引き上げ、改定率は平均で約2%となる。
深刻なトラック運転手不足が懸念される「2024年問題」の解決に向けて、配送委託先などの待遇改善につなげたい考えだ。
宅配便は「200サイズ(3辺の合計が200センチ以内)」と「180サイズ(同180センチ以内)」の2種類が対象で、中長距離区間が中心。例えば、関東から中国・四国に180サイズで送る場合は4090円と、現行より220円高くなる。
クール便は、通常の宅配便運賃に上乗せする付加料金をサイズに応じて55~110円引き上げる。クール便の値上げは1988年の導入以来、初めて。ゴルフバッグは従来、宅配便運賃で対応してきたが、新たに専用規格を設定。新運賃では同じ関東内での配送で、2510円(現行は2190円)となる。
【時事通信社】 〔写真説明〕ヤマト運輸のロゴマーク(同社提供)
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