- 2024/01/10 掲載
ドイツ卸売業界、今年も減収見通し 景況感は「底」
今年の売上高は実質ベースでは1%減少する見通し。昨年は4.25%減だった。
BGAの代表は「今回の企業調査結果は憂慮すべきものだ。他国の経済はすでに回復しているが、ドイツは経済の袋小路から抜け出せていない」と指摘。
会員企業を対象とした調査によると、景況感は過去1年で8.2ポイント悪化し69.4ポイント。地政学やデジタル化・脱炭素化の課題が重しになった。
「景況感は底にある。過去25年間で最悪の水準の一つで、新型コロナウイルス流行時の水準に戻っている。加えて、ドイツ政府の政策が企業に大きな負担を強いている」としている。
BGAは政府が昨年11月の憲法裁判所の判断に従って、予算の枠組みを見直し、予想外の支出削減を行ったことを批判。「信頼性と予測可能性は、企業にとって進出先を決定する上で重要な要素だ。そうしたものが失われれば、経済は行き詰まる」と指摘した。
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