- 2024/01/09 掲載
米銀大手、起債市場主役に 週末の決算発表以降
[8日 ロイター] - 債券投資家やアナリストによると、米銀は12日から来週にかけて予定される業界大手の決算発表後に社債を発行する見通し。
1月は歴史的に銀行の起債額が1年で最大となる傾向にある。インフォーマ・グローバル・マーケッツによると、過去7年の1月に米銀大手6行が発行した社債は平均225億8000万ドルだった。
USバンクの債券セールス・トレーディング責任者、ブレア・シュウェド氏は「今週後半と来週は主に銀行が発行額をけん引する可能性が高い。業界の決算発表を終え、起債の機会が開かれる」と述べた。
12日にはバンク・オブ・アメリカ、BNYメロン、シティグループ、JPモルガン、ウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ)など世界の金融システム上で重要な銀行(GSIB)が2023年第4・四半期決算を発表し、17日にはゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーも発表を予定する。
起債の大部分は、当局による自己資本規制強化に備えたいこれら大手銀が占めるとみられる。
ジャニー・モンゴメリー・スコットのチーフ債券ストラテジスト、ガイ・ルバス氏は「規模はさまざまだが、GSIBの場合は一般的にそれぞれ50億ドル前後だ」と述べた。
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