- 2024/01/09 掲載
ジェフリーズ、9─11月期利益予想下回る ディールメーキング停滞
[8日 ロイター] - 米金融グループのジェフリーズ・ファイナンシャル・グループが8日発表した第4・四半期(2023年9─11月)の利益は市場予想を下回った。経済に不透明感が漂う中、ディールメーキングが抑制された。
同社の株価は、引け後の時間外取引で3%以上値を下げた。
利益は53%減の6560万ドル(1株当たり29セント)。1株当たり利益のアナリスト予想は34セントだった。
純総収入は約17%減の12億ドル。市場予想の12億4000万ドルを下回った。
最大の落ち込みはアセットマネジメント部門によるもので、収入は前年から64%近く急減した。これには撤退した事業の業績も含まれている。
投資銀行部門の収入は株式と債券の引受が好調だったため、2.5%増の5億7670万ドルとなったが、キャピタルマーケッツ部門の収入は債券パフォーマンスの不振により1.8%減の4億8130万ドルとなった。
ジェフリーズは発表文で、23年の投資銀行収入は22億9000万ドルと、「正常な」年だった19年の水準を上回っていると説明した。
ブライアン・フリードマン社長は、インタビューで「(今年は)M&A(企業の買収・合併)活動が活発化すると信じるに足る理由が多くある」と語った。
ジェフリーズはこれとは別に投資家宛て書簡で、三井住友フィナンシャルグループが出資比率を9.1%から15%に引き上げ、ジェフリーズの筆頭株主になる予定だと説明。持ち分が10%以上となる場合、三井住友FGはジェフリーズの取締役会に1人の取締役を派遣することが可能となる。
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