- 2024/01/09 掲載
米企業の月着陸船、ロケットから分離後にトラブル発生
[ワシントン 8日 ロイター] - 米宇宙企業アストロボティック・テクノロジーが8日、「バルカン」ロケットに搭載した月着陸船ペレグリンの打ち上げに成功したものの、ロケットからの分離後にトラブルが発生した。
同社によると、バルカンから分離した数時間後、ペレグリンの推進システムの問題により、パワーを得るために太陽に対して正しい角度に向きを変えることが一時的にできなくなったという。
技術陣は再びペレグリンを制御できるようにしたものの、この推進システムの不具合で貴重な推進剤が失われつつあり、同社は「代替ミッション」の検討を迫られる事態になった。
同社は、推進システムを作動させた数時間後、バッテリーレベルが急低下したと説明。このような問題は 「月に軟着陸する能力を脅かす」と述べた。
当初の予定では2月23日に月面着陸する予定になっていた。
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