- 2024/01/09 掲載
米ボーイング9%安、737MAX9運航停止 側壁吹き飛び問題で
アラスカ航空の旅客機ボーイング「737MAX9」が飛行中に側壁の一部が吹き飛び緊急着陸した問題を受け、米連邦航空局(FAA)は安全点検のため同型機の一部に対し運航停止を指示した。
200便超が欠航となったアラスカ航空の株価は5.9%安下落した。
同型機を運航するユナイテッド航空も不安定な値動きとなっている。
ボーイングのサプライヤーで、問題のあった機体の胴体の製造と初期取り付けを行った航空機部品大手スピリット・エアロシステムズは13.7%急落した。
アナリストの間では、今回の問題がボーイングにとり一時的な悪材料と見る向きがある一方、737MAXシリーズ全体に絡む品質への暗雲になるという声も聞かれた。
また、設計上の問題ではなく、製造に関する単発の問題で、問題解消に向けたコストはさほど大規模にはならない可能性も指摘された。
一方、欧州市場では、ボーイングと競合する欧州の航空機大手エアバスの株価が2%上昇した。関係筋によると、2023年の年間受注が過去最高に達する見通し。
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