- 2024/01/05 掲載
中国、株式ファンドの発売優先を投信に指示 株価支援策=関係筋
[香港/上海 5日 ロイター] - 複数の関係筋によると、中国証券監督管理委員会(証監会)は、国内の一部の大手投資信託会社に対し、債券ファンドなどよりも株式ファンドの発売を優先するよう窓口指導を行った。
低迷する株式市場の支援策の一環。窓口指導はここ数週間で行われたという。証監会のコメントは取れていない。
政府系投信会社の関係者によると、証監会は一部の投信会社に対し、新たな債券ファンドを発売する前に少なくとも4本の株式ファンドを発売するよう求めた。
中国株式市場は数年来の安値に下落しており、株式ファンドの販売は過去1年、伸び悩んでいる。
フォースライト・ホールディングスのチーフエコノミストは、今回の措置について、大きな効果は期待できないのではないかと指摘。「株価が低迷している局面で株式ファンドを販売するのは難しい。マーケティングコストがかかるが、効果は薄いかもしれない。投信会社に判断を任せた方が良い」と述べた。
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