- 2024/01/04 掲載
ディズニー、物言う株主の支持獲得 取締役選任や戦略巡り
[3日 ロイター] - 米ウォルト・ディズニーの取締役選任を巡り、アクティビスト(物言う投資家)として知られる米バリューアウト・キャピタルと米ブラックウェルズ・キャピタルは3日、別のアクティビストが推す取締役候補に反対するディズニーとの協力に動いた。
ディズニーは株主総会で諮る取締役候補についてバリューアクトから支持を獲得し、戦略に関する助言を受けることでも合意したと発表。
これとは別に、ブラックウェルズはディズニーの戦略を支持する取締役候補3人を擁立したと明らかにした。
ディズニーのボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)は「バリューアクトは投資先企業との協力で実績があり、メイソン・モーフィット共同CEOとの過去1年間の対話は非常に建設的だった」と述べた。
ディズニーはブラックウェルズの取締役選任案については、ガバナンス・指名委員会が株主に推奨するかを判断するとした。
ネルソン・ペルツ氏率いるトライアン・ファンド・マネジメントは昨年12月、ペルツ氏と元ディズニー経営幹部のジェームズ・ラスロ氏を取締役候補に指名、コスト削減などを断行するのに必要としていた。
ブラックウェルズはトライアンの案に反対を表明し、バリューアクトとの合意についても「残念な防衛策」と批判した。
PR
PR
PR