- 2023/09/29 掲載
長期金利、一時0.770%=日銀は上昇抑制へ臨時オペ
29日の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債(第371回債)の流通利回りが一時0.770%に上昇(債券価格は下落)し、2013年9月以来、約10年ぶりの高水準を付けた。これに対し、日銀は同日、臨時の国債買い入れオペレーション(公開市場操作)を実施し、長期金利の上昇を抑え込む姿勢を示した。臨時オペを受け、長期金利は0.765%に低下した。
最近の原油高に伴う世界的な金利上昇傾向が波及し、日本国債も売られやすくなっている。このところの円安の進行を受け、日銀が大規模な金融緩和策を早期に修正するのではないかとの観測も金利上昇要因となっている。
【時事通信社】
PR
PR
PR