- 2023/09/29 掲載
午前の日経平均は小幅続落、週末の手じまい売りや需給要因で
日経平均は前営業日比146円銭高と反発スタートした後、徐々に上げ幅を縮小しマイナスに転じた。米国市場で全米自動車労働組合(UAW)のストライキや米政府機関の閉鎖が警戒されたことから、週末の手仕舞い売りが優勢となった。米長期金利が再び上昇基調に転じたことや、時間外取引での米株先物3指数がマイナス圏となったことも重しとなった。
TOPIXは0.69%安の2329.24ポイントで午前の取引を終了した。日経平均に対し下げ幅が大きかった。東証プライム市場の売買代金は1兆7668億9100万円だった。
東証33業種では、海運、石油・石炭製品、電気・ガスなどの28業種が値下がり。精密機器、繊維などの5業種は値上がりした。
東洋証券の大塚竜太ストラテジストは「配当落ちで高配当銘柄の物色が一巡したほか、日経平均の採用銘柄の入れ替えや月末のリバランスが行われており、国内独自の需給要因で売られている」との見方を示した。このところの日米の長期金利上昇を受けて、月末にかけて株式のウェートを下げるファンドは少なくないという。
主力株では、デンソー、セコム、ホンダ、豊田通商が軟調。東京エレクトロン、アドバンテスト、TDKはしっかりだった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが587銘柄(32%)、値下がりは1185銘柄(64%)、変わらずは59銘柄(3%)だった。
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